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【軽自動車と普通車の違い】印鑑証明書と実印は必要?不要?

今回は印鑑証明書と実印が必要かどうかをはじめ事務手続きを中心に、軽自動車と普通車の違いを幾つかのポイントから整理してみたいと思います。

目次は下記になります。

軽自動車と普通車の違いについて

では、早速見ていきましょう。

軽自動車と普通自動車の違いについて

〇軽自動車と普通自動車の最大の違いは、「登録」と「届け出」

普通自動車は例えて言いますと、持ち家やマンションのように購入するに伴って、登記(登録)が必要な資産ということになります。普通自動車が資産?最近は、中古車で安い普通自動車もあるので、単純に値段だけだと実感しにくいですが、法律上は、動く資産=動産として国土交通省に登録する必要があります。

一方、軽自動車の方は、資産とはみなされずに、単純に軽自動車検査協会に必要書類を届け出るだけでOKです。

〇他にもある軽自動車と普通車の違い

自動車重量税、燃費(ガソリンなど)、車検代金、自賠責保険料、必要なスペースなど、費用などの面では明らかに軽自動車の方がメリットが多いです。

一方、普通自動車の方は、コストはかかりますが、ゆったりとした社内スペースや乗り心地、ブランド(高級車)などの快適さや保有者の満足感といった面でメリットが多いように思います。

ただ、近年はグーグルなどが開発を続けている無人自動車や電気自動車など従来の普通自動車と軽自動車といった括りだけでは判断できない自動車も出てきており、選択肢もかなり広がっていて、車選びも新しいステージに入りつつある気がします。

印鑑証明書は必要?

結論から先に言いますと、印鑑証明書については、普通自動車の登録には基本的に必要ですが、軽自動車の場合は必要ありません。

※普通自動車の基本的にという点につきましては、車のローンなどを組んで、車の所有者が販売店やローン会社になっている場合は、印鑑証明は必要ありません。

その違いは、やはり「登録」と「届け出」にありまして、普通自動車の登録には、印鑑証明書と実印による署名捺印が必要になります。一方、軽自動車の場合は、印鑑証明書も必要なく、新規検査の際にも使用者の住民票があれば、届け出ることができます。

ただし、軽自動車であっても販売店で購入者の本人確認の際に、本人あるいは、連帯保証人の印鑑証明書を求められることがあります。この点については、後述します。

印鑑証明書について、詳しく知りたい方は、印鑑登録・印鑑証明ってそもそも何?から、どうぞ。

実印は必要?

こちらも印鑑証明書と同様です。普通自動車の場合は、基本的に必要になりますが、軽自動車の場合は、必要ありません。

実印作成から使い方などについて、詳しく知りたいという方は、実印ってそもそも何?登録方法から使い方まで徹底解説!から、どうぞ。

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使用者と所有者について

普通自動車の登録にあたり、所有者が販売店(ディーラー)や信販会社の場合は、車の使用者は、印鑑証明書や実印は必要ないと書きましたが、この点について説明します。

普通自動車は、国土交通省に登録する際に、所有者と使用者の2つの記入欄があります。これは、例えば、貸し家の賃貸契約のようなイメージで、貸し家のオーナーである所有者と家を実際に借りる使用者が別というケースです。

普通自動車でローンを組んだ場合は、ローン会社は担保として、自動車の所有権を保有して、登録時には、車の所有者としてローン会社名義で登録します。これは、ローンの返済が滞った時に、その車を自由に差し押さえたり、売買できるようにするためです。

つまり、ローンなしの現金一括購入やローンの返済が終わったときは、所有者=使用者と同じようになることが一般的です。

例外としては、販売店が使用者の印鑑証明書や実印を用意したりする手間などを肩代わりして、代替的にディーラーが所有者として、登録している場合があります。これは、どちらかというと、サービスの一環と言えるかもしれません。

ただ、現金一括で購入したのに、事前の告知なしに登録時に、サービスと称して、所有者がディーラーになっていることについては、賛否両論があるようですが・・。

軽自動車もローンを組んで購入する際は、ローンの返済中は、所有者がローン会社のままです。ただ、軽自動車は登録の必要がありませんので、使用者として届け出るだけで大丈夫です。

※なお、ローン会社も正確には、様々な会社に分かれていまして、銀行系や、信販会社系などにより自動車を担保にするのではなく、本人自身とのローン契約にする場合は、所有権がローン会社にならない場合があります。

販売店における本人確認について

普通自動車と軽自動車の最大の違いは、「登録」と「届け出」にあり、登録には、印鑑証明書と実印が必要で、届け出には、不要であることはここまで説明してきた通りです。

しかし、販売店において車を購入するという点においては、普通自動車にしても、軽自動車にしても「購入時の本人確認」は、別の問題です。

最近は、アルバイトや入学、就職、賃貸住宅の契約などでも、コンプライアンスの観点から、本人あるいは未成年者の後見人や連帯保証人の印鑑証明書と実印を求めるケースが増えています。

これは、なりすましなどによる被害へのリスク対策といった点が最大のポイントで、本記事のテーマである自動車の購入という多額の金銭がからむ商取引では、今後ますます、本人確認の徹底が行われても不思議ではありません。

つまり、軽自動車の届け出には、必要はなくても、購入時には必要といったケースが増えるかもしれません・。

【まとめ】

軽自動車と普通車の違いから、印鑑証明書と実印の必要性について、記事をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

少しでもお役に立てれば、幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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【筆者プロフィール】

浅井美津子

保有資格である宅地建物取引士(免許番号:941700070)・簿記1級・販売士1級を活かし、長年にわたり、不動産、自動車などの売買契約業務から会計業務まで幅広く従事。社会問題から生活に関わる話題などについて、独自の視点で執筆活動も行っています。