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彩樺の印鑑の価格相場~特徴からお手入れまで~

住宅から寺社仏閣まで床材、壁面、天井の素材として幅広い用途で使用されている「真樺」にフェノール樹脂と呼ばれるプラスティックを組み合わせて製造される彩樺(さいか)。

今回は、そんな彩樺について、その特徴から価格相場、お手入れ方法まで説明していきたいと思います。

彩樺の印鑑の価格相場

彩樺の印鑑を作成した場合、いくらぐらいの費用が掛かるのかという点について、女性用は15cm、男性用は16.5cmをサンプルとして、国内の印鑑販売サイトの価格相場を実印をベースに調査いたしました。(参考記事/「実印の大きさ(規定サイズ)について~女性用と男性用~」)

 彩樺(女性用/15cm)彩樺(男性用/16.5cm)
はんこプレミアム¥5,100¥5,900
ハンコヤドットコム¥5,100¥6,100
ハンコマン¥4,000¥5,240
はんこdeハンコ¥3,880¥5,080
いいはんこやどっとこむ¥3,980¥4,580
印鑑市場¥4,800¥5,800
ハンコヤストアドットコム¥3,780¥4,880
印鑑の匠¥2,880¥3,280
平安堂¥13,800¥25,280
はんこキング¥4,095¥4,952
国士堂¥6,780¥7,300
畑正¥10,800¥11,800
相場価格(平均)¥5,750¥7,516

真樺は、その塗装のしやすさや加工のしやすさから、加工木材として戦時中に重宝され、良材が大量に伐採されてしまったために優良な原木が減少してしまい、現在はそれほど豊富にある木材というわけではありませんが、フェノール樹脂との組み合わせで彩樺に形を変えることで、比較的、安価で硬度のある印材として利用されるようになった新しいエコ素材です。

そんなエコな新素材である彩樺は、実印から認印まで幅広く選ばれるなど、人気の素材となっています。

彩樺の色の種類について

現在、国内で販売されている彩樺については、大きく分けて木目調の茶色の彩樺と黒く塗った黒彩樺の二つがあります。

どちらも真樺にフェノール樹脂を施したものであり、色味が違うだけで素材としては違いはありません。

また、木目調の彩樺と黒彩樺で、同じ店舗内であれば、価格面で開きが見られるということはほとんどないという状況です。

なお、黒彩樺は玄武という名称で呼ばれることもあります。

彩樺の特徴について

それでは、エコな新素材として注目されている彩樺について、印鑑として使う場合の素材の特徴を見ていきたいと思います。

〇耐久性・耐食性の高さ

彩樺のもともとの素材となっている真樺は、木材の中ではどちらかと言えば、耐久性に関しては腐蝕しやすいという特徴を持っています。

しかし、フェノール樹脂を木質材料に含浸させ真空高温で焼成することで多孔性炭素材料のウッドセラミックスに進化させ、耐久性や耐食性を向上させることに成功しています。

ウッドセラミックスを利用した製品には様々なものがありますが、自動車部品や靴、生活用品など幅広い分野で利用されているという事実が、その高い耐久性や耐食性の高さを証明していると言えるでしょう。

〇耐熱性の高さ

ウッドセラミックスである彩樺の特徴には耐熱性の高さも挙げられます。

それは、フェノール樹脂の最も代表的な特徴の一つで、また、彩樺の元となる木材の真樺も、もともと乾燥には強い素材のため、経年劣化で乾燥して反ってきたり、形が歪んできたりということは、きわめて少ないという特徴があります。

天然素材である印材としては、象牙や黒水牛などが高級印材としてよく知られていますが、それらの天然素材に比べると、熱に対しては比較的、強いと言えます。

〇硬度に優れている

硬度に優れている印鑑としては、チタンが有名ですが、ウッドセラミックスである彩樺も印材としては、かなり硬度に優れた印鑑です。

もともとの素材である真樺は、木材の中でもかなり硬度が高いことに加えて、フェノール樹脂による特殊な加工を施していますので、その硬度の高さは他の天然素材に比べると、優れていると言えます。

〇見た目の美しさ

ウッドセラミックスというと、どこか人工的な印材な印象を受けますが、彩樺については、その見た目の美しさからプラスティックっぽさは、ほとんど感じさせません。

また、黒彩樺については、色味が黒ということもありますが、高級感を漂わせる印鑑で、仮に人前で押印することになったとしても、自信を持って取り出すことができる印鑑です。

〇陰影の美しさ

彩樺が印鑑の素材として硬度があるということに加えて木材としての伸縮性を兼ね備えていることは、朱肉を吸ったときにも、”にじみ”などが出にくいということに繋がり、陰影の美しさでもプラスに作用します。

つまり、捺印したときの陰影が滑らかで、美しくなる可能性が高いということです。

実際に彩樺の印鑑で捺印してみると、その陰影の美しさにきっと、納得がいくでしょう。

〇耐摩耗性が強い

ウッドセラミックスを印材として利用するメリットには、耐摩耗性の強さも挙げられます。

チタンであれば、同じ金属同士でぶつけてしまうと傷つきやすかったりしますが、彩樺の場合は、耐摩耗性については、ほとんど心配をする必要がありません。

彩樺のお手入れと保管について

彩樺はもともとは天然素材ですが、フェノール樹脂との組み合わせでウッドセラミックスに進化したことで、お手入れには、ほとんど気を付ける必要がありません。

まさにこの、メンテナンスフリーなところが、持続的に生産が可能で環境にやさしい新素材と言われる所以になります。

ただ、とは言いましても、朱肉をつけて押印した後などは、こまめに拭き取ることが大切ですし、見た目の美しさを維持するためには、表面に付着した手の汚れなどを乾いたタオルなどで拭き取るといったメンテナンスは必要になります。

まとめ

「彩樺の印鑑の価格相場~特徴からお手入れまで~」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

彩樺の印鑑の購入について、読者の方の参考になれば幸いです。

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【筆者プロフィール】

浅井美津子

保有資格である宅地建物取引士(免許番号:941700070)・簿記1級・販売士1級を活かし、長年にわたり、不動産、自動車などの売買契約業務から会計業務まで幅広く従事。社会問題から生活に関わる話題などについて、独自の視点で執筆活動も行っています。